診療内容・予防

診療・手術はもちろん、予防から各種相談まで、動物と飼い主さんとの生活を多岐にわたってサポートいたします。

診療科目

診療・手術・専門医紹介・健康・飼育・しつけ

予防について

ワクチンについて

ワクチンとは、接種することにより免疫(身体の防御)を獲得し感染症の予防を行うものです。通常のお薬とは異なり、病原体(病気の原因となる細菌・ウイルスなど)の毒性を弱めたものや病原性をなくしたもの(死んだ細菌やウイルスの死骸など)の製剤であり、身体の中でその病原体に対する抗体(病気に対する特殊な武器)をつくり、免疫を獲得していきます。
予防対象は感染力の強い病気、感染すると重篤・致死性の高い病気であり、重篤化しやすい幼犬・幼猫や高齢犬・高齢猫は特に重要です。
感染症の予防に関しては、その仔の生活環境・既往症・地域の疾病発生状況・疾病に対する抗体の性質の問題などを考慮し、ワクチンの種類・接種のタイミングを決めていかなければいけません。
またワクチンにも副反応があり、アナフィラキシーショック・アレルギー様反応を引き起こし、迅速な対処が必要になることもあります。したがって当院では、その他の副反応も含め、しっかりご説明の上ワクチン接種を行っていきます。
身体の調子が悪いときのワクチン接種は、免疫が得られないだけでなく、ワクチンの副反応のリスクを高めてしまう可能性もあるので、調子の良いときに接種を行うようにしましょう。またワクチン接種前後の過剰な興奮も副反応のリスクを高めます。したがって、ワクチン接種前後1週間くらいはシャンプーや激しい運動(ボール遊びなど)は避けましょう。(その仔の今までのワクチン後の様子、既往症を考慮し調節します。)
当院では、混合ワクチンの接種に関しては1年に1回の接種を推奨しています。

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ノミ・ダニについて

ノミ・ダニは寄生することで様々な病態を引き起こす恐れがあります。具体的には、吸血による貧血、皮膚疾患(刺咬症、アレルギー、接触性皮膚炎、二次感染など)、感染症(条虫寄生、犬バベシア症、猫ヘモバルトネラ症、ライム病など)などがあります。
また動物たちだけでなく、人の身体にも害を及ぼすことがあり、徹底した予防が必要です。現在、ノミ・ダニの予防にはスポットタイプのお薬や内服のお薬など様々なものがあります。当院では、お住まいの周辺環境、その仔の生活環境、既往症、経過などを考慮し、お薬の処方・予防期間を相談させていただきます。

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フィラリアについて

フィラリア症(犬糸状虫症)とは、蚊を媒介とする寄生虫感染症です。寄生虫は、その感染場所に合わせ上手く形態を変化させ、感染を成立させていきます。
フィラリアは心臓や肺の血管に寄生するため、フィラリア症に感染すると、心臓病や呼吸器疾患の症状を主体とした症状をとりますがその多くは非常にわかりにくく、みつけることが遅れてしまうことも少なくありません。もちろん急性経過をたどることもあり、重篤な症状を呈することもある怖い病気です。
フィラリア症は、予防ができる病気です。
予防には、予防薬投薬前の検査と1ヶ月に1回の予防薬の服用・正しい予防期間をとっていくことが必要です。

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